#03-02-6 相手のTOVを増やす
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02攻防の基本原則

相手のTOVを増やし、相手のシュートの回数を減らす
- 仕掛けとチャンスに連動する(トリガー&リンク)
- プレッシャーをかける
- ボールマンを見る/意図を読む
この⑥章は相手のTOVを増やすためのの原則になります。
⑤章では、勝敗に関わる3要素
- シュートの期待値
- ORB
- TOV
のうち、相手の【TOV】の回数を増やし、相手のシュートの回数を減らすためのプレーモデル(プレーの原則)を示します。
「シュートを決めさせない」と「TOVさせる」のパワーバランス
そもそも
相手にTOVを誘発させるようなDFを遂行した方が良いのか?

とういう疑問が浮かびます。
前章のDRBに関しては、全ての指導者、全てのプレイヤーが「相手にORBを取らせない方が良い」と考えていることでしょう。
しかし、TOVに関しては
TOVを誘発させるような積極的なDFをするよりも、リング周辺を厚く守ることで、期待値の高いシュートを撃たせないようにした方が良いのではないか

という考え方も当然できるからです。
実際に
- ディナイを頑張ってパスを狙った結果、空振りしてイージーな2点
- オールコートプレスの結果ゴール下がノーマーク
などはよく見る光景です。
TOVを誘発させるDFを遂行した結果、期待値の高いシュートをされるのであれば、シュートを決めさせないために、リング周辺を小さく硬く守った方が良い。という考え方も成立します。
実際に、そういった戦術を採用するチームもあるでしょうし、それが間違いだとは考えていません。
チーム事情によってはそちらの方が結果が出ることもあるでしょう。
しかし、ベーシックな考えとしては、ある程度TOVを誘発させるようなDFを遂行する方が良いと考えています。
TOVを誘発させるDF(トラップ・プレッシャー)が必要だと考える理由
TOVを増やすDFをするのではなく、固く守って相手のシュートの期待値を下げる方にフォーカスするという考え方の指導者の方も多いかもしれません。
私は、ある程度TOVを誘発させるようなDFをしっかり練習しておくことはどのチームにとっても大切だと考えています。
その理由は4つです
- 相手のOFのリズムがよくなってしまう
- TOV後はイージーバスケットのつながりやすい
- 逆転が難しくなる
- プレッシャーリリースの練習ができなくなる
OFはボールを取られる怖さがないと、自分たちがやりたいことを遂行できるのでリズムが良くなります。
そうすると常にOFが先手を取っている状態になってしまいます。
DFはある程度、「OFにやりたいことをやらせない」ことが必要だと考えています。
相手がTOVをしたときは、こちらはイージーバスケット(簡単な2点)につながるケースも多いです。
つまり相手のTOVは単に相手のシュート本数を減らすということだけにとどまらず、こちらが期待値の高いシュートを打つことにも直接的に関わるということです。
それこそ4点分の価値があると言えます。
トラップDF的なTOVを誘うDFを持っていないと終盤で試合をひっくり返すことが難しいと考えています。
負けている試合の流れを変えて逆転するためにはトラップDFが最も有効な手段です。
自分たちがプレッシャーDFができないと、練習でプレッシャーDFに対するOF【プレッシャーリリース】の練習ができなくなってしまい、自分たちが試合で相手のトラップにハマりTOVを増加させてしまうということにつながります。
以上が私がTOVを誘発させるようなDFが必要だと考える理由です。
まとめ
相手のTOVを増やし、相手のシュートの回数を減らす
- 仕掛けとチャンスに連動する(トリガー&リンク)
- プレッシャーをかける
- ボールマンを見る/意図を読む
- TOVに関しては「TOVを狙う積極的なDFをすべきか」「堅く守ってシュート期待値を下げるべきか」は考え方次第。
- それでも“TOVを誘発するDF”が必要と考える理由
- 相手OFのリズムを崩すため
- TOV後は自チームのイージーバスケットにつながりやすい
- 試合終盤の逆転手段として必須
- 自分たちのOF(プレッシャーリリース)を鍛えるため















